両耳小耳症の左側耳立て修正手術 2023/5/30
S.Fくん 手術時12歳男児の修正手術記録
| 施設名 | 担当医師 |
|---|---|
| 成田富里徳洲会病院 | 丸山成一 (ヒルズ美容クリニック) |
| 中島康代 (成田富里徳洲会病院) |
解説
今回の症例は両耳の小耳症で、永田先生が耳介挙上術まで行いましたが、高さを改善するために再挙上術を行いました。
手術は片耳ずつ行うため、今回は左耳のみの修正です。
術後2.5カ月、7カ月、10カ月が経過した左耳の状態ですが、眼鏡もかけられるようになりました。
STEP 01



永田先生が耳介挙上術まで行った状態です。耳の後ろの溝が浅くなっています。
STEP 02


再挙上術のデザインです。
STEP 03

右:再形成した様子
以前の手術で作成された挙上用の肋軟骨ブロックです。倒れにくいように再形成し挿入します。
STEP 04



施術直後の様子です。

術前と術後の比較です。 改善されていることがわかります。
これで眼鏡やマスクも掛けやすくなります。
STEP 05


2.5カ月後の状態です。まだ耳介の上に赤味がありますが、時間の経過とともに落ち着いていきます。
耳に高さがでて、眼鏡もかけられるようになりました。
STEP 06


7カ月後の状態です。赤味も落ち着きました。
STEP 07


10カ月後の状態です。しっかり耳が立っています。
今回の手術の術後合併症
■重篤な合併症
顔面神経や血管の走行に異常を認めることが多く、手術によって顔面神経麻痺や皮膚壊死を起こすことがあります。
■その他の合併症
①皮弁の生着不良・壊死
②感染(MRSAなど)、移植軟骨の露出
③糸やワイヤーの露出
④傷跡が目立つ
⑤薄毛・脱毛
⑥長時間同じ体位による環軸椎亜脱臼{第一頸椎(環椎)と第二頸椎(軸椎)}
⑦長時間同じ体位による褥瘡
⑧その他、予測不可能な合併症
以上のような合併症が起こった場合は、再手術や処置を行う場合もありますが、不可逆的な状態もありえますのでご了承ください。
※ここに供覧した症例は、小耳症の手術をご理解いただくためのものです。症例により結果は異なります。
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