年長者の耳介再建は助軟骨の細工に工夫を行えば、若年者と同じく治療が可能になります。
症例 1
耳垂残存型小耳症(65歳)
再建耳介が30度の角度で立ち、耳介後面の移植部皮膚は色調も良好で血行が良い状態です。
※ここに供覧した症例は、小耳症の手術をご理解いただくためのものです。症例により結果は異なります。
■重篤な合併症
顔面神経や血管の走行に異常を認めることが多く、手術によって顔面神経麻痺や皮膚壊死を起こすことがあります。また軟骨の採取部位では気胸・血胸・心タンポナーデの可能性があります。
■その他の合併症
植皮の生着不良・壊死、感染(MRSAなど)、移植軟骨の露出、糸やワイヤーの露出、傷跡が目立つ、薄毛・脱毛、長時間同じ体位による環軸椎亜脱臼{第一頸椎(環椎)と第二頸椎(軸椎)}、長時間同じ体位による褥瘡、その他、予測不可能な合併症。以上のような合併症が起こった場合は、再手術や処置を行う場合もありますが、不可逆的な状態もありえますのでご了承ください。
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2回目手術後 |
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症例 2
偽外耳道が正常な場所よりも前方に存在する非定形型小耳症(65歳)
※ここに供覧した症例は、小耳症の手術をご理解いただくためのものです。症例により結果は異なります。
■重篤な合併症
顔面神経や血管の走行に異常を認めることが多く、手術によって顔面神経麻痺や皮膚壊死を起こすことがあります。また軟骨の採取部位では気胸・血胸・心タンポナーデの可能性があります。
■その他の合併症
植皮の生着不良・壊死、感染(MRSAなど)、移植軟骨の露出、糸やワイヤーの露出、傷跡が目立つ、薄毛・脱毛、長時間同じ体位による環軸椎亜脱臼{第一頸椎(環椎)と第二頸椎(軸椎)}、長時間同じ体位による褥瘡、その他、予測不可能な合併症。以上のような合併症が起こった場合は、再手術や処置を行う場合もありますが、不可逆的な状態もありえますのでご了承ください。
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