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耳が存在すべき場所にまで髪の毛が下がって生えている場合をローヘアーライン「low hairline」を伴う小耳症と言います。
症例 1
![ローヘアーライン術前](https://nagata-microtia.jp/cms/wp-content/uploads/2024/07/1eab59ec57a79a980f4640db5d70ea1a.webp)
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![ローヘアーライン術後](https://nagata-microtia.jp/cms/wp-content/uploads/2024/07/5ec61025ddc4b24f85586df9ab04bf4e.webp)
耳甲介型15%ローへアーライン
再建される耳介の上縁部が頭髪の部分にまで入り込んでいましたが、第1回目の手術後6カ月経過しても、上縁部に発毛は見られません。第2回目の手術後では、耳介の形状が再建され、かつ立てられています。
※ここに供覧した症例は、小耳症の手術をご理解いただくためのものです。症例により結果は異なります。
■重篤な合併症
顔面神経や血管の走行に異常を認めることが多く、手術によって顔面神経麻痺や皮膚壊死を起こすことがあります。また軟骨の採取部位では気胸・血胸・心タンポナーデの可能性があります。
■その他の合併症
植皮の生着不良・壊死、感染、移植軟骨の露出、糸やワイヤーの露出、傷跡が目立つ、薄毛・脱毛、長時間同じ体位による環軸椎亜脱臼{第一頸椎(環椎)と第二頸椎(軸椎)}、長時間同じ体位による褥瘡、その他、予測不可能な合併症。以上のような合併症が起こった場合は、再手術や処置を行う場合もありますが、不可逆的な状態もありえますのでご了承ください。
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手術前 | 1回目手術後 | 2回目手術後 |
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その他の症例タイプ
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