
丸山 成一
日本形成外科学会専門医
日本美容外科学会専門医(JSAPS)
日本美容外科分野指導医(JSAPS)
※専門医掲載はこちらから確認
日本レーザー医学会専門医・指導医
※厚労省認可の専門医資格のみ掲載
ごあいさつ
皆様こんにちは。永田悟先生と共に小耳症手術を行っている医師の丸山成一です。
この医師紹介では私が小耳症手術を語るよりも、私と永田先生との関係についてお話したいと思います。
永田先生とは15年の付き合いになりますが、その出会いは神戸の学会でした。
当時、私は大阪医科大学形成外科医局で形成外科診療に従事し、神戸の学会で小耳症治療について発表しました。発表は5分なのですが、発表して2分も立たないうちに一番最前列で今にも立ち上がりそうな、いや襲いかかってきそうな医師に目がとまりました。
私は発表中ずっとその医師が気になっていましたが、発表が終わるやいなや、いやすでに終わる前から立ち上がっていたのですが、私の小耳症治療の発表に対する「質問」ではなく、なんと「攻撃」を開始したのです。攻撃は発表時間より長く続きました。
「先生…もうそのへんで…」と途中で座長の先生が止めに入ったことを今でも鮮明に覚えています。
私自身人一倍負けず嫌いなもんですから、あんな攻撃をされて『くそ!一言文句を言ってやろう!』という思いでその先生を探し、フロアでぷかぷか煙草を吸っている姿を見つけるやスッ飛んでいったのです。
そう…これが私と永田先生との最初の出会いでした。
フロアで散々説教された私は、『それだけ言うなら一度手術を見に行ってやろう!』と実際に大学から休みをもらい手術の見学に行きました。
そこで見たもの、それは一切妥協がなく凄みさえ感じるその仕上がりの耳だったのです。
あれから15年が経過し今でもその仕上がりは他施設を圧倒していると思います。
小耳症手術は耳というあの複雑な形態を再現するわけですから、形成外科手術のなかでも非常に難しい手術の一つであり、芸術的センスが必要になります。
私自身も形成外科専門医、美容外科専門医の立場から小耳症手術に携わっています。この技術は決して廃れさせてはいけないと思っています。
永田先生も年齢を重ねずいぶん丸くなりました。ただし職人気質ですから患者さんやその家族には取っつきにくいかもしれません。そんな時は私に何でも聞いて下さい。永田先生のことは一番よくわかっていますので…。
■経歴
1996年3月 | 川崎医科大学を卒業。その後、大阪医科大学形成外科に入局し形成外科の基礎を学ぶ。 |
1999年5月 | 形成外科・美容外科のパイオニアでもある冨士森良輔先生のもとで形成外科・美容外科を学ぶ。 |
2000年 | この年から4年間、大阪医科大学形成外科上田教授のもとで助手のポストを務め、フォト・フェイシャル(IPL)治療などを行い、論文、学会、講演等を多数こなす。 |
2004年 | 小耳症手術で世界的に有名な永田悟先生のもとで、小耳症手術を学ぶ。また同時に一般形成外科・美容外科・レーザー治療などを行う。 |
2004年4月 | 日本形成外科学会専門医 取得 |
2004年5月 | 日本レーザー医学会認定医 取得 |
2005年 | 永田小耳症形成外科クリニックが開業し、小耳症手術、美容外科手術、レーザー治療などを行う。そこで様々な国の形成外科の専門医たちと交流を深める。 |
2005年5月 | 同年5月にはイギリス・バーミンガム大学でデモンストレート手術を行う。 ※外国で手術を行う場合は厚生省からテンポラリー・ライセンス(外国での手術に必要な免許証)を取得する必要があります。 |
2005年7月 | 日本臨床皮膚外科学会専門医 取得 |
2006年9月 | 2006年9月15日 神奈川県藤沢市に長年の夢だった個人美容クリニックである「ヒルズ美容クリニック」を開院し現在にいたる。 また最近では、大阪のゾンタクラブの「女性のための健康講座」で「最新の美容外科事情」について講演を行なう。 |
2010年10月 | 日本レーザー医学会専門医 取得 日本レーザー医学会指導医 取得 |
2013年10月 | 神奈川県藤沢市、藤沢駅前の男性の薄毛・抜け毛・AGA、女性のびまん性脱毛症治療院「藤沢駅前AGAクリニック」をプロデュース。形成外科、美容外科の立場からサポート。 |
2016年10月 | 日本美容外科学会認定専門医 取得 |
カナダ人フィッシャー医師とキャスライ医師と
デモンストレート手術
手術を終えて・・・左端は永田小耳症形成外科クリニック院長の永田悟先生
薄毛治療専門クリニック
■学会発表・講演・論文・主な著書
<学会・講演>
- 2003年 「フォトフェイシャル施術の実際」を広島で講演
- 2008年 「最新の美容外科事情」を大阪で講演
- 2012年 「小耳症手術」に関する内容をベトナム・ハノイで発表
- 2012年 「ヒアルロン酸」に関する内容をベトナム・ハノイで発表
- 2013年 「アクアミド注入の危険性」に関する内容を台湾で発表
- 2014年「15番メスだけで頭皮から分層採皮を行うテクニック」を函館で発表
- 2015年 「手背部に対する光治療の有効性」に関する内容を東京で発表
- 2016年 「吸収性filler:ヒアルロン酸」に関する内容を大阪で発表
- 2017年 「身体醜形障害」に関する内容を台湾で発表
- 2018年 「ソーシャルネットワーク(SNS)時代の美容医療情報の発信と問題点について」に関する内容を埼玉・大宮で発表
- 2019年 「15番メスだけで頭部有毛部から分層採皮を行うテクニック 2」に関する内容を愛知県・名古屋で発表
- 2019年 「15 番メスを使用した頭部分層採皮術~顔面・関節周囲への頭皮分層植皮の有用性~ 治療手技、そのこだわりと次世代への継承:遊離植皮(採皮・固定を含む)」に関する内容を長崎県・長崎市で発表
<所属学会>
- 日本形成外科学会
- 日本美容外科学会(JSAPS)
※JSAPSは形成外科専門医が主体となる学会 - 日本レーザー医学会
- 日本臨床皮膚外科学会
- 日本頭蓋顎顔面外科学会
- 日本口蓋裂学会
- 日本創傷外科学会
<主な著書>
「ウコン葉エキスの美白力」 マガジンハウス
「やるべき美容 やってはいけない美容」 アシェット婦人画報
<掲載雑誌>
「クロワッサン」 マガジンハウス
<主な論文>
- 上下顎骨切り術後に生じた急性肺血栓塞栓症の1例
丸山成一、上田晃一他 形成外科42巻12号1999 - Intense Pulsed Light (IPL)による光老化および血管性病変の治療
丸山成一、上田晃一他 大阪医科大学雑誌61巻2号2002 - Intense Pulsed Light (IPL)を用いた顔面炎症性色素沈着の治療
丸山成一、上田晃一他 日本形成外科学会会誌22巻12号2002 - Intense Pulsed Light (IPL)による顔面単純性血管腫の治療
丸山成一、上田晃一他 日本頭蓋顎顔面外科学会誌18巻3号2002 - Intense Pulsed Light (IPL)によるFacial Rejuvenation
丸山成一、上田晃一他 日本形成外科学会会誌23巻4号2003 - Scrotal skin replacement for extramammary Paget’s disease-a technique
S. Maruyama, K. Ueda - The British Association of
Plastic Surgeons(BJPS) Volume58 2005
ヒアルロン酸注入により生じた副作用の1例
丸山成一 SKIN SURGERY 20巻3号2011 - Hand rejuvenation using standard Intense Pulsed Light (IPL) in Asian patients.
S. Maruyama
Laser Therapy 25(1):43-54,2016 - 陥凹瘢痕を線状瘢痕にかえることで身体醜形障害の症状を軽減させる試み
丸山成一 SKIN SURGERY 26巻2号2017 - A Histopathologic Diagnosis of Vascular Occlusion After Injection of Hyaluronic Acid Filler: Findings of Intravascular Foreign Body and Skin Necrosis. Aesthetic Surgery Journal 10 May online2017
- Harvesting Split-thickness Skin from the Scalp Using a Scalpel Maruyama, Seiichi, MD Plastic and Reconstructive Surgery-Global Open:May 3, online2019
【ブログ】ヒルズ美容ステーション
- 隆鼻術+鼻尖縮小術~ハイブリッド型(ゴアテックス+プロテーゼ)隆鼻~
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- 麻酔入りのヒアルロン酸は痛くないのか検証~
- 美容外科や美容皮膚科治療を安易な気持ちで受けてはダメ!~
- 精神(診療)外科的役割~身体醜形障害や異物除去の治療を行うにあたり~
- フォトフェイシャルの凄さ
- 左右のラインが違う二重を左右対称に!~軽い眼瞼下垂もあり~
- 片眼の眼瞼下垂~ただ修正するだけでなく、左右対称で見ためも綺麗に~の修正
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