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◆小耳症治療『永田法』を確立した形成外科医(令和4年1月逝去)

医師 丸山 成一(まるやま せいいち)

丸山成一医師
役職
医療法人丸山成一美容外科
ヒルズ美容クリニック 院長
資格・専門医
日本形成外科学会専門医
日本レーザー医学会専門医

※厚労省認可の専門医資格のみ掲載

所属学会
日本形成外科学会
日本美容外科学会(JSAPS)
日本レーザー医学会
日本臨床皮膚外科学会
日本頭蓋顎顔面外科学会
日本口蓋裂学会

経歴 

1996年3月 川崎医科大学を卒業。その後、大阪医科大学形成外科に入局し形成外科の基礎を学ぶ。
1999年5月 形成外科・美容外科のパイオニアでもある冨士森良輔先生のもとで形成外科・美容外科を学ぶ。
2000年 この年から4年間、大阪医科大学形成外科上田教授のもとで助手のポストを務め、フォト・フェイシャル(IPL)治療などを行い、論文、学会、講演等を多数こなす。
2004年 小耳症手術で世界的に有名な永田悟先生のもとで、小耳症手術を学ぶ。また同時に一般形成外科・美容外科・レーザー治療などを行う。
2004年4月 日本形成外科学会専門医 取得
2004年5月 日本レーザー医学会認定医 取得
2005年 永田小耳症形成外科クリニックが開業し、小耳症手術、美容外科手術、レーザー治療などを行う。そこで様々な国の形成外科の専門医たちと交流を深める。
2005年5月 同年5月にはイギリス・バーミンガム大学でデモンストレート手術を行う。 ※外国で手術を行う場合は厚生省からテンポラリー・ライセンス(外国での手術に必要な免許証)を取得する必要があります。
2005年7月 日本臨床皮膚外科学会専門医 取得
2006年9月 2006年9月15日 神奈川県藤沢市に長年の夢だった個人美容クリニックである「ヒルズ美容クリニック」を開院し現在にいたる。また、大阪のゾンタクラブの「女性のための健康講座」で「最新の美容外科事情」について講演を行なう。
2010年10月 日本レーザー医学会専門医 取得
日本レーザー医学会指導医 取得
2013年10月 神奈川県藤沢市、藤沢駅前の男性型進行性脱毛症(AGA)、女性のびまん性脱毛症治療院「藤沢駅前AGAクリニック」をプロデュース。形成外科、美容外科の立場からサポート。
2016年10月 日本美容外科学会認定専門医(JSAPS) 取得
2019年4月 日本美容外科分野指導医(JSAPS) 取得
2022年4月 日本形成外科学会レーザー分野別指導医 取得
日本形成外科学会領域指導医 取得

学会発表・講演

2003年 「フォトフェイシャルm22施術の実際」を広島で講演
2008年 「最新の美容外科事情」を大阪で講演
2012年 「小耳症手術」に関する内容をベトナム・ハノイで発表
2012年 「ヒアルロン酸」に関する内容をベトナム・ハノイで発表
2013年 「アクアミド注入の危険性」に関する内容を台湾で発表
2014年 「15番メスだけで頭皮から分層採皮を行うテクニック」を函館で発表
2015年 「手背部に対する光治療の有効性」に関する内容を東京で発表
2016年 「吸収性filler:ヒアルロン酸」に関する内容を大阪で発表
2017年 「身体醜形障害」に関する内容を台湾で発表
2018年 「ソーシャルネットワーク(SNS)時代の美容医療情報の発信と問題点について」に関する内容を埼玉・大宮で発表
2019年 「15番メスだけで頭部有毛部から分層採皮を行うテクニック 2」に関する内容を愛知県・名古屋で発表
2019年 「15番メスを使用した頭部分層採皮術~顔面・関節周囲への頭皮分層植皮の有用性~ 治療手技、そのこだわりと次世代への継承:遊離植皮(採皮・固定を含む)」に関する内容を長崎県・長崎市で発表

主な著書

主な著書 「ウコン葉エキスの美白力」マガジンハウス
「やるべき美容 やってはいけない美容」アシェット婦人画報
雑誌掲載 「クロワッサン」マガジンハウス

論文

  • 上下顎骨切り術後に生じた急性肺血栓塞栓症の1例
    丸山成一、上田晃一他  形成外科42巻12号1999
  • Intense Pulsed Light (IPL)による光老化および血管性病変の治療
    丸山成一、上田晃一他  大阪医科大学雑誌61巻2号2002
  • Intense Pulsed Light (IPL)を用いた顔面炎症性色素沈着の治療
    丸山成一、上田晃一他  日本形成外科学会会誌22巻12号2002
  • Intense Pulsed Light (IPL)による顔面単純性血管腫の治療
    丸山成一、上田晃一他  日本頭蓋顎顔面外科学会誌18巻3号2002
  • Intense Pulsed Light (IPL)によるFacial Rejuvenation
    丸山成一、上田晃一他  日本形成外科学会会誌23巻4号2003
  • Scrotal skin replacement for extramammary Paget’s disease-a technique
    S. Maruyama, K. Ueda
    The British Association of Plastic Surgeons(BJPS) Volume58 2005
  • ヒアルロン酸注入により生じた副作用の1例
    丸山成一 SKIN SURGERY 20巻3号2011
  • Hand rejuvenation using standard Intense Pulsed Light (IPL) in Asian patients.
    S. Maruyama  Laser Therapy 25(1):43-54,2016
  • 陥凹瘢痕を線状瘢痕にかえることで身体醜形障害の症状を軽減させる試み
    丸山成一 SKIN SURGERY 26巻2号2017

ごあいさつ

医療法人丸山成一美容外科、ヒルズ美容クリニックの丸山成一です。

私の恩師であり小耳症手術の世界的権威である永田悟先生が、2022年1月に急逝されました。また3月には永田小耳症形成外科クリニックも閉院となり、永田先生の手術を受けたいと思っていた患者さん、1回目の手術だけ終わった患者さん、すでに2回の手術を終えられた患者さんやそのご家族の方々など、皆様にはご心配とご迷惑をおかけしました。この場を借りて、心よりお詫び申し上げます。

現在私は千葉県富里市の成田富里徳洲会病院で、中島康代医師とともに永田法を引き継ぎ、小耳症手術を行っています。

永田先生と共に歩んできた20年。永田小耳症形成外科クリニックの立ち上げ、さまざまな小耳症手術、海外の医師たちとの交流や海外の学会参加など、たくさんの貴重な経験をさせていただきました。思い出も数え切れないぐらいありますが、ここでは永田先生との出会いを語ろうと思います。

その出会いは20年以上も前になります。当時、大阪医科大学形成外科医局で形成外科診療に従事していた私は、神戸の学会で小耳症治療について発表しました。私の持ち時間は5分なのですが、発表が始まって2分も経たないうちに最前列で今にも立ち上がりそうな、いや襲いかかってきそうな勢いで、激しく貧乏揺すりを続ける医師に目が留まったのです。彼は私の発表が終わるやいなや、いや終わる前からすでに立ち上がっていたのですが、私の小耳症治療の発表に対する「意見」や「質問」ではなく、なんと「攻撃」を開始したのです。 攻撃は発表時間よりも長く続きました。「先生…もうそのへんで…」と、途中で座長の先生が止めに入ったことを今でも鮮明に覚えています。
私自身人一倍負けず嫌いな性格です。大勢の聴衆の前で攻撃をされ大恥をかかされた訳ですから、『くそ! 一言文句を言ってやろう!』という思いで、その先生を探しました。そしてフロアで煙草を吸っている姿を見つけるやスッ飛んでいったのです。そう…これが私と永田先生との最初の出会いでした。

文句を言うどころか、逆にフロアで散々説教された私は、『それだけ言うなら一度手術を見に行ってやろう!』と大学から休みをもらい、埼玉県の秋葉病院に手術の見学に行きました。
そこで見たもの。それは一切妥協がなく、凄みさえ感じる耳だったのです。

あれから20年が経過し、先生はもういませんが、今でもその技術は他を圧倒していると思います。永田法による小耳症手術は、耳の複雑な形態を正確に再現する形成外科領域の中でも非常に難しい手術であり、芸術的センスが必要になります。そのため永田先生は長く弟子を取りませんでした。
しかし「あの技術や方法を決して廃れさせてはいけない」という思いから、千葉県富里市に場所を移し、形成外科専門医、美容外科専門医の技術を活かして小耳症手術を行っています。

また永田先生の術後の患者のみなさんも引き続き診察しています。どの患者さんからも「永田先生には怒られるから、今までは聞きたいことも聞けませんでした。丸山先生は全然違いますね」と言われます。
それはその通りです。間違っていません。
外来で貧乏ゆすりをしながら「僕はもう帰りたい! 帰るんだから!!! 何? 何? 何?」と怒鳴っていた永田先生の姿が、今もはっきりと目に浮かびます。永田先生は昭和の 職人気質の医師でした。ですから、患者さんやそのご家族の皆さんにとっては質問をしにく い、取っつきにくい先生という面もあったのかもしれません。
しかしその技術は、間違いなく世界一でした。

今も肩か背中の上に永田先生が乗っていて、「丸ちゃん! そんなことでは世界一になれんぞ! おい! 聞いているか!」と激しく貧乏ゆすりをしながら、私を叱咤している。そんな気がしてなりません。

『先生、早く天国に行ってゆっくり休んで下さい』

丸山成一

医師 中島 康代(なかしま やすよ)

永田小耳症形成外科クリニックで勤務していた経験があり、 永田悟医師のもと小耳症治療に従事していました。

役職
成田富里徳洲会病院 形成外科 部長
資格・専門医
NST認定医
日本褥瘡学会認定師
所属学会
日本形成外科学会
日本褥瘡学会
日本マイクロサージャリー学会
日本創傷外科学会
履歴
旭川医科大学(1998年卒)

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永田法術式やそれ以外の手術法との違いを解説

小耳症(永田法)の軌跡

◆ブログ更新のお知らせ

2022.10.5 ブログ更新 New
『小耳症(右耳)の耳立て手術』
2022.9.22 ブログ更新
『小耳症(左耳)の肋軟骨移植術』
2022.9.18 ブログ更新
『2022年8月2日肋軟骨移植術の術後報告【1カ月経過】』
2022.9.15 ブログ更新
『小耳症(左耳)術後 骨増殖性変形』
2022.9.7 ブログ更新
『小耳症(左耳)の肋軟骨移植術報告』
2022.8.24 ブログ更新
『2022年8月2日肋軟骨移植術の術後報告』
2022.8.23 ブログ更新
『2022年6月14日手術症例の術後報告』
2022.8.22 ブログ更新
『2022年6月28日手術症例の術後報告』
2022.8.14 ブログ更新
『2022年7月26日手術症例の術後報告』
2022.8.10 ブログ更新
『小耳症(右耳)の耳立て修正手術』
2022.8.9 ブログ更新
『小耳症術後にMRIを撮影しても大丈夫ですか?』
2022.8.6 ブログ更新
『第3回永田法による小耳症手術説明会開催』
2022.8.3 ブログ更新
『小耳症(左耳)の肋軟骨移植術報告』
2022.8.1 ブログ更新
『2022年5月24日手術症例の術後報告』
2022.7.27 ブログ更新
『小耳症(左耳)の耳立て手術』
2022.7.13 ブログ更新
『小耳症(左耳)の耳立て修正手術』
2022.7.2 ブログ更新
第2回永田法による小耳症手術説明会が開催されました
2022.6.29 ブログ更新
『耳垂残存型小耳症(右耳)の耳立て手術』
2022.6.17 ブログ更新
『耳垂残存型小耳症(左耳)の耳立て手術』
2022.6.4 ブログ更新
第1回永田法による小耳症手術説明会が開催されました
2022.5.25 ブログ更新
『耳垂残存型小耳症(右耳)の耳立て手術』
2022.5.9 ブログ更新
『永田法術式やそれ以外の手術法との違いを解説』
2022.5.2 ブログ更新
『永田法による小耳症手術説明会』のお知らせ
2022.4.25 ブログ更新
『小耳症患者様 受賞作文のご紹介』
2022.4.23 ブログ更新
『小耳症手術のご案内』
2022.4.12 ブログ更新
『右耳介形成不全(立ち耳、耳輪脚位置異常、耳垂完全欠損)の症例』
成田富里徳洲会病院