耳介の再々建手術①

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※このページに記載された入院費用・詳細等は「永田小耳症形成外科クリニック」で手術を行った患者様の例です。現在の『永田法による小耳症手術』は入院費用・詳細等が異なりますので直接お問い合わせください。

耳介の再々建手術の例

耳介の再々建手術とは、小耳症の患者さんが、一度他所で手術を受けたもののその結果について不満を持った場合に再度耳介の再建を行うケースで、症例数はここ10年で増加しています。 耳介の再々建手術は、まず過去に一度再建された耳介を取り除いた上で再度正しい位置に新たに耳介を作る必要があり、浅側頭動脈(STA)が切断されている可能性が高いことなどからも、他の再建手術と比較しても最も難易度が高いものの一つに挙げられています。しかしながら、永田法によれば、事前に注意深く手術計画を立案した上で術式を行えば再々建手術においても良い結果を得ることができます。

タンザー法で頬部につくられてしまった耳介の再々建

タンザー法で頬部につくられてしまった耳介の再々建手術前

手術前

タンザー法で頬部につくられてしまった耳介の再々建手術前

手術前

タンザー法で頬部につくられてしまった耳介の再々建手術後

永田法による手術終了後

再建例

再建例

再建例

術 前

小耳症に対して既に某病院で手術を受けたものの、再建された耳介の位置が大きく間違った場所にあります。すなわち、正常の耳介の場所より耳幅にして2個分も前に作られて、頬部に耳が再建され不幸な結果となっています。再建すべき耳介の正しい場所を観察すると50%も髪の毛が生えている「ローヘアーラインLow hairline」で、無耳症手術を行う必要があります。ローヘアーラインを伴う無耳症手術に対する耳介再建は世界的にも不可能とされてきた困難な分野です。

第1回目手術

前胸部から4本の肋軟骨を採取し6個のパーツを作成し、38ゲージの細いステンレスワイヤーで85か所固定してパーツを組み合わせ彫刻刀で削り、3次元の耳介の形態「3次元肋軟骨フレーム」を作成します。
以前の手術で頬部に再建された不完全な耳介に移植された肋軟骨は、血行不足のため吸収萎縮のためほぼ消失しています。萎縮変形した耳介を切除してできた頬部陥没変形を、頸部から広い[ローテーションV-Yフラップ]を作成移動して頬部再建を行います。さらに、側頭部から浅側頭動静脈を挙上します。耳介が存在すべき周囲側頭部から分層皮膚を採取します。さらに耳が存在すべき部位の毛根部を切除します。そこに3次元肋軟骨を移植し、TPFで被覆し頭皮分層皮膚を移植します。

手術時間17時間、麻酔時間18時間「午前9時から深夜3時まで」
形成外科医2名、麻酔科医1名、専門看護師2名
入院期間は1か月を要します。

入院費用(参考価格)

①手術費用は原則保険診療となります。収入や年齢に応じて負担額は変わります。

公的制度を利用した場合

「高額療養費制度、子供医療費助成制度など」26万円から0円

②その他として差額ベッド代30万8千円から0円、食事代4万5千円から4万円、テレビ貸出代550円/日などは保険対象外となります(消費税込)
①と②を足したものが退院時の支払いとなります。

保険証をお持ちでない場合「外国に住む外国人」などは自費診療となります。

作り直しの場合は550万円(消費税込)

※このページに記載された入院費用・詳細等は「永田小耳症形成外科クリニック」で手術を行った患者様の例です。現在の『永田法による小耳症手術』は入院費用・詳細等が異なりますので直接お問い合わせください。

第2回目手術

第1回目手術の半年後に耳を立てる手術を行います。
前胸部より肋軟骨を2本採取し、メスと彫刻刀を用いパーツを3個作成し、ワイヤーで20か所組み合わせ半月状肋軟骨ブロックを作成します。側頭部からはDeep temporal fascia [DTF]を挙上します。再々建した耳介の後方周囲を切開し、側頭部より分離し耳を立てます。耳介の後面に支えとして半月状肋軟骨ブロックを移植し、縫合固定します。この時点で再々建耳介が立っています。この耳介後面全体を血行の良いDTFで被覆します。DTFの上に頭皮分層皮膚を移植します。頭皮分層皮膚は側頭部より採取しておきます。
手術時間9時間、麻酔時間10時間、入院期間は1か月を要します。

入院費用(参考価格)

①手術費用は原則保険診療となります。収入や年齢に応じて負担額は変わります。

公的制度を利用した場合

「高額療養費制度、子供医療費助成制度など」26万円から0円

②その他として差額ベッド代30万8千円から0円、食事代4万5千円から4万円、テレビ貸出代550円/日などは保険対象外となります(消費税込)
①と②を足したものが退院時の支払いとなります。

保険証をお持ちでない場合「外国に住む外国人」などは自費診療となります。

作り直しの場合は550万円(消費税込)

※このページに記載された入院費用・詳細等は「永田小耳症形成外科クリニック」で手術を行った患者様の例です。現在の『永田法による小耳症手術』は入院費用・詳細等が異なりますので直接お問い合わせください。

このブログの写真は小耳症治療をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

■小耳症手術による合併症

一過性の顔面神経麻痺 浅側頭動・静脈の血行不良による植皮の生着不良 感染、移植軟骨の露出 気胸 術後肺炎 縫合不全 ハゲ 床ずれ その他

上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。

シリコン移植で再建された耳介の再々建

シリコン移植で再建された耳介の再々建手術前

手術前

シリコン移植で再建された耳介の再々建手術後

永田法による手術終了後

シリコン移植で再建された耳介の再再建手術

シリコン移植で再建された耳介の再再建手術

シリコン移植で再建された耳介の再再建手術

術 前

小耳症に対して既に某病院で耳介再建を行ったものの、正常な耳介の場所よりも約2センチメートル低い位置に再建されています。メガネが左右対称にかけられませんでした。

第1回目手術

再建された耳介の中に移植されていたのはシリコン製の耳型でした。シリコン耳はかつてアメリカから輸入されたものを使っていましたが、シリコン耳は化膿など問題が多く現在ではアメリカでシリコン耳は発売されなくなっています。新たに前胸部より4本の肋軟骨を採取し、メスと彫刻刀を用い6個のパーツを作成し、ステンレスワイヤーでこれらを組み合わせて3次元肋軟骨フレーム作成します。これを移植しなおして耳介の再々建を行います。結果として、正常な場所に正常な大きさの耳介が再々建されました「耳の表が再建された」。
手術時間9時間、麻酔時間10時間、入院期間は1か月を要します。

入院費用(参考価格)

①手術費用は原則保険診療となります。収入や年齢に応じて負担額は変わります。

公的制度を利用した場合

「高額療養費制度、子供医療費助成制度など」26万円から0円

②その他として差額ベッド代30万8千円から0円、食事代4万5千円から4万円、テレビ貸出代550円/日などは保険対象外となります(消費税込)
①と②を足したものが退院時の支払いとなります。

保険証をお持ちでない場合「外国に住む外国人」などは自費診療となります。

作り直しの場合は550万円(消費税込)

※このページに記載された入院費用・詳細等は「永田小耳症形成外科クリニック」で手術を行った患者様の例です。現在の『永田法による小耳症手術』は入院費用・詳細等が異なりますので直接お問い合わせください。

第2回目手術

第1回目手術から半年後に第2回目の耳を立てる手術を行います。前胸部から肋軟骨2本を採取し、半月状肋軟骨ブロックを作成します。側頭部より頭皮分層皮膚を採取します。また、浅側頭動静脈を含むtemporoparietal fascia flap [TPF]を挙上します。 再々建した耳介の後ろ周囲を切開して、耳を側頭部から分離して耳を立てます。耳の後ろに半月状の肋軟骨ブロックを移植して耳を支えて立てます。
これを生かすためと耳介後方から血行の補強の目的で、浅側頭動静脈を含むTPF [temporoparietal fascia flap]で被覆します。
そのTPFの上に頭皮分層皮膚を移植します。
手術時間9時間、麻酔時間10時間、入院期間は1か月を要します。

入院費用(参考価格)

①手術費用は原則保険診療となります。収入や年齢に応じて負担額は変わります。

公的制度を利用した場合

「高額療養費制度、子供医療費助成制度など」26万円から0円

②その他として差額ベッド代30万8千円から0円、食事代4万5千円から4万円、テレビ貸出代550円/日などは保険対象外となります(消費税込)
①と②を足したものが退院時の支払いとなります。

保険証をお持ちでない場合「外国に住む外国人」などは自費診療となります。

作り直しの場合は550万円(消費税込)

※このページに記載された入院費用・詳細等は「永田小耳症形成外科クリニック」で手術を行った患者様の例です。現在の『永田法による小耳症手術』は入院費用・詳細等が異なりますので直接お問い合わせください。

このブログの写真は小耳症治療をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

■小耳症手術による合併症

一過性の顔面神経麻痺 浅側頭動・静脈の血行不良による植皮の生着不良 感染、移植軟骨の露出 気胸 術後肺炎 縫合不全 ハゲ 床ずれ その他

上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。

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