小耳甲介型

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症例1小耳甲介型

症例1小耳甲介型手術前

手術前

症例1小耳甲介型手術前

手術前

症例1小耳甲介型手術後

第2ステージ手術後

症例1小耳甲介型手術後

第2ステージ手術後

症例1小耳甲介型手術後

第2ステージ手術後

術 前

遺残耳介と耳垂が存在し、耳垂の前に小さな陥凹が存在する「小耳甲介型小耳症」

治療は、半年間隔で全身麻酔下に2回の手術を行います。

麻酔は麻酔専門の医師が行います。

第1回目の手術時間は8時間かかります。麻酔時間は9時間となります。

第2回目の手術時間は9時間かかります。麻酔時間は10時間となります。

入院期間は第1回目も第2回目も1か月を要します。耳を下にして頭全体の加重が枕にかかりこすれても安全で傷が開かなくなってから退院するので1か月を要します。

第1回目手術

まず第1回目手術では、胸部より4本の肋軟骨を採取し、彫刻刀を用いて6個のパーツを作り、それぞれのパーツを細いステンレスワイヤーで85か所固定して3次元の耳介形態を作成します。これを3次元肋軟骨フレームと言います。 耳垂を耳垂前面皮弁、耳垂後面皮弁に分割し、耳珠の表に相当する部分の遺残耳介軟骨を摘出し陥凹している皮弁を突出させると耳珠に都合の良い皮弁が形成されます。すべての遺残耳介軟骨を摘出して皮下ポケットを作成します。皮下ポケットの中に3次元肋軟骨フレームを挿入し皮弁を縫合し、耳介の表が再建できます「イラスト参照」。 手術時間は8時間かかります。麻酔時間は9時間となります。
手術後は2日おきに包帯交換を行います。術後10日目で抜糸を行いますが、耳を下にして寝ても傷が開かなくなるまで入院期間は1か月かかります。
退院後は1か月、3か月の途中経過を外来診察し、6か月後に第2回目手術へという流れとなります。

入院費用

①手術費用は原則保険診療となります。収入や年齢に応じて負担額は変わります。

公的制度を利用した場合

「高額療養費制度、子供医療費助成制度など」26万円から0円

②その他として差額ベッド代30万8千円から0円、食事代4万5千円から4万円、テレビ貸出代550円/日などは保険対象外となります(消費税込)

①と②を足したものが退院時の支払いとなります。

保険証をお持ちでない場合「外国に住む外国人」などは自費診療となります。

495万円から550万円(消費税込)

第2回目手術

「耳立て手術」

前胸部から2本の肋軟骨を採取し、3個のパーツを作成します。それらを細いステンレスワイヤーで20か所固定し半月状肋軟骨ブロックを作成します。
再建した耳介の後上方から頭皮分層皮膚を採取します。側頭部からは浅側頭動静脈を含むtemporoparietal fascia flap [TPF]を挙上します「イラスト参照」。
再建した耳介の後方から切開して側頭部から分離し、耳の前方を付着した状態で耳を立てます。再建耳介と側頭部の間に半月状肋軟骨ブロックを移植して縫合固定し耳を立てます。
30度の角度で耳を立てるために移植肋軟骨ブロックの厚みは14 mm必要です。さらに耳介後面すべてをTPFで被覆します。その上に頭皮分層皮膚を移植します。
結果として再建耳介が30度の角度で立ち、耳介後面の移植部皮膚は色調も良好で血行の良い耳介が再建できるので、移植肋軟骨の吸収萎縮変形を起こしにくい方法となっています。
第2回目の手術時間は9時間かかります。麻酔時間は10時間となります。
1か月の入院が必要です。

入院費用

①手術費用は原則保険診療となります。収入や年齢に応じて負担額は変わります。

公的制度を利用した場合

「高額療養費制度、子供医療費助成制度など」26万円から0円

②その他として差額ベッド代30万8千円から0円、食事代4万5千円から4万円、テレビ貸出代550円/日などは保険対象外となります(消費税込)

①と②を足したものが退院時の支払いとなります。

保険証をお持ちでない場合「外国に住む外国人」などは自費診療となります。

495万円から550万円(消費税込)

このブログの写真は小耳症治療をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

■小耳症手術による合併症

一過性の顔面神経麻痺 浅側頭動・静脈の血行不良による植皮の生着不良 感染、移植軟骨の露出 気胸 術後肺炎 縫合不全 ハゲ 床ずれ その他

上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。

第1回目手術・3次元肋軟骨フレームの作成

小耳甲介イラスト

図1:小耳症と同側の第6、7、8そして9番の肋軟骨を採取する。

図2:採取した4本の肋軟骨。これらの肋軟骨から、メスと彫刻刀を用いて耳珠、ベースフレーム、耳輪脚と耳輪、上行脚と下行脚および対輪、を作成する。ベースフレームは、第6、第7番の肋軟骨から2個のパーツを作成し、38ゲージステンレスワイヤーを用いて6か所固定し作成する。

図3:ベースフレームに第8番肋軟骨から作成した耳輪脚、耳輪のパーツの耳輪脚先端をベースフレーム8の中央で裏側に38ゲージワイヤーで2か所固定する。

図4:耳輪の部分をベースフレームの上に乗せて、曲げながら3mmおきにワイヤー固定する。

図5:上行脚、下行脚、対輪のパーツをベースフレームにワイヤー固定する。

図6:耳珠のパーツをベースフレームに固定する。

図7:耳甲介部をベースフレームの裏側にワイヤー固定すると3次元肋軟骨フレームが完成する。

小耳甲介イラスト

第2回目手術・耳立て手術

小耳甲介イラスト

第1回目の肋軟骨移植術後6か月経過した後第2回目の耳立て手術を行う。 耳立て手術のイラスト。

図1:耳立て手術の手術デザイン。耳介後方の側頭部から頭皮分層皮膚を採取する。又、再建耳介を側頭部から切離するため耳介周囲を切開する。側頭部のジグザグ切開により、浅側頭動脈を含むTPFを挙上する。

図2と5:頭皮分層皮膚を採取した場所、そして頭皮を切開してTPFを露出した状態を示す。

図3と4:頭皮分層皮膚を15番メスで採皮する。

図6:TPFを挙上した状態。

図7:再建耳介を側頭部から剥離して挙上するために、耳介周囲より4mm外側を切開し、
図8:頭髪毛根を含まないように15番メスで頭皮分層皮膚を挙上する。

図9:再建耳介を頭部から剥離する。

図10:耳輪の周囲の毛根部を切除する。

図11:側頭部、乳突洞部の皮下を剥離する。

図12:TPFは皮下トンネル下を通して再建耳介まで移動し、頭部皮膚は縫合閉鎖する。

図13、14:第4番、第5番の肋軟骨を採取する。

図15、16、17:肋軟骨ブロックを作成する。まず、肋軟骨ブロックのベースフレームを作成し、その上に別の肋軟骨を乗せて、2段重ねとして両端針付きの38ゲージステンレスワイヤーで20針固定を行う。作成した肋軟骨ブロックは下から見ると逆Ⅼ字をした形状に作成する。厚さ14ミリメートルの肋軟骨ブロックを作成するには2本の肋軟骨が必要。1本の肋軟骨を削って一刀彫でこれを作成しようとしても厚さ7ミリメートルしか作成できないので左右対称に耳介を立てることは絶対不可能となる。

図18:肋軟骨ブロックを耳介の後面と、側頭部および乳突洞部の軟部組織に4-0白ナイロンを用いて密に縫合固定する。

図19:TPFで、耳輪の頂点、耳介後面、移植肋軟骨ブロック、側頭部、乳突胴部まで広く被覆する。

図20:余剰の肋軟骨は米粒大に細かく切り肋軟骨膜の中に入れ戻し肋軟骨膜を縫合し術後胸郭の変形が起こらないように肋軟骨採取部を縫合する。

図21:側頭部と乳突洞部皮膚を上方と下方から皮下縫合して矢印のように皮膚欠損部が狭くなるよう縫い、毛髪部分で余分となった皮膚を3角形に切除縫合し、ドッグイヤーを修正する。

図22:TPFの露出部の上に頭皮分層皮膚を移植し、6-0黒ナイロンで3mmおきに細かく縫合する。

図23:4-ナイロンでタイオーバー用の糸を耳側に4か所、側頭部乳突洞部に4か所かけて、タイオーバー固定を行う。タイオーバーは翌日抜去し、6-0黒ナイロンは、10日後に抜糸する。

図24:再建耳介を保護するためにレストンスポンジを耳介周囲に当てる。

図25:ガーゼを当ててネットをかぶって手術終了する。

症例2小耳甲介型

小耳甲介型施術前

手術前

小耳甲介型施術後

第2ステージ手術後

小耳甲介型施術後

第2ステージ手術後

■手術前
典型的な小耳甲介型の小耳症
■第2ステージ手術後 : 
耳介の細かい形状が再建されています。
■第2ステージ手術後 : 
同じ患者さんの正常な左側の耳介との比較。左右の耳介を比較して正しい位置に形成されていることがわかります。

術 前

遺残耳介と耳垂が存在し、耳垂の前に小さな陥凹が存在する「小耳甲介型小耳症」

治療は、半年間隔で全身麻酔下に2回の手術を行います。

麻酔は麻酔専門の医師が行います。

第1回目の手術時間は8時間かかります。麻酔時間は9時間となります。

第2回目の手術時間は9時間かかります。麻酔時間は10時間となります。

入院期間は第1回目も第2回目も1か月を要します。耳を下にして頭全体の加重が枕にかかりこすれても安全で傷が開かなくなってから退院するので1か月を要します。

第1回目手術

まず第1回目手術では、胸部より4本の肋軟骨を採取し、彫刻刀を用いて6個のパーツを作り、それぞれのパーツを細いステンレスワイヤーで85か所固定して3次元の耳介形態を作成します。これを3次元肋軟骨フレームと言います。 耳垂を耳垂前面皮弁、耳垂後面皮弁に分割し、耳珠の表に相当する部分の遺残耳介軟骨を摘出し陥凹している皮弁を突出させると耳珠に都合の良い皮弁が形成されます。すべての遺残耳介軟骨を摘出して皮下ポケットを作成します。皮下ポケットの中に3次元肋軟骨フレームを挿入し皮弁を縫合し、耳介の表が再建できます「イラスト参照」。 手術時間は8時間かかります。麻酔時間は9時間となります。
手術後は2日おきに包帯交換を行います。術後10日目で抜糸を行いますが、耳を下にして寝ても傷が開かなくなるまで入院期間は1か月かかります。
退院後は1か月、3か月の途中経過を外来診察し、6か月後に第2回目手術へという流れとなります。

入院費用

①手術費用は原則保険診療となります。収入や年齢に応じて負担額は変わります。

公的制度を利用した場合

「高額療養費制度、子供医療費助成制度など」26万円から0円

②その他として差額ベッド代30万8千円から0円、食事代4万5千円から4万円、テレビ貸出代550円/日などは保険対象外となります(消費税込)

①と②を足したものが退院時の支払いとなります。

保険証をお持ちでない場合「外国に住む外国人」などは自費診療となります。

495万円から550万円(消費税込)

第2回目手術

「耳立て手術」

前胸部から2本の肋軟骨を採取し、3個のパーツを作成します。それらを細いステンレスワイヤーで20か所固定し半月状肋軟骨ブロックを作成します。
再建した耳介の後上方から頭皮分層皮膚を採取します。側頭部からは浅側頭動静脈を含むtemporoparietal fascia flap [TPF]を挙上します「イラスト参照」。
再建した耳介の後方から切開して側頭部から分離し、耳の前方を付着した状態で耳を立てます。再建耳介と側頭部の間に半月状肋軟骨ブロックを移植して縫合固定し耳を立てます。
30度の角度で耳を立てるために移植肋軟骨ブロックの厚みは14 mm必要です。さらに耳介後面すべてをTPFで被覆します。その上に頭皮分層皮膚を移植します。
結果として再建耳介が30度の角度で立ち、耳介後面の移植部皮膚は色調も良好で血行の良い耳介が再建できるので、移植肋軟骨の吸収萎縮変形を起こしにくい方法となっています。
第2回目の手術時間は9時間かかります。麻酔時間は10時間となります。
1か月の入院が必要です。

入院費用

①手術費用は原則保険診療となります。収入や年齢に応じて負担額は変わります。

公的制度を利用した場合

「高額療養費制度、子供医療費助成制度など」26万円から0円

②その他として差額ベッド代30万8千円から0円、食事代4万5千円から4万円、テレビ貸出代550円/日などは保険対象外となります(消費税込)

①と②を足したものが退院時の支払いとなります。

保険証をお持ちでない場合「外国に住む外国人」などは自費診療となります。

495万円から550万円(消費税込)

このブログの写真は小耳症治療をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

■小耳症手術による合併症

一過性の顔面神経麻痺 浅側頭動・静脈の血行不良による植皮の生着不良 感染、移植軟骨の露出 気胸 術後肺炎 縫合不全 ハゲ 床ずれ その他

上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。

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◆2014/10/16  「小耳甲介型小耳症の肋軟骨移植術」はコチラ

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