耳垂型

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※このページに記載された入院費用・詳細等は「永田小耳症形成外科クリニック」で手術を行った患者様の例です。現在の『永田法による小耳症手術』は入院費用・詳細等が異なりますので直接お問い合わせください。

症例1右耳・耳垂型小耳症

耳垂型症例手術前

手術前

耳垂型症例手術後

手術後

耳垂型症例手術後

手術後

典型的な耳垂型の小耳症。ソーセージ状の耳垂のみ存在し外耳道(耳の穴)の欠損が認められます。第2ステージ手術後、眼鏡の装着が可能となりました。

術 前

遺残耳介と耳垂のみ存在する典型的な小耳症。「耳垂残存型小耳症」

治療は、半年間隔で全身麻酔下に2回の手術を行います。

麻酔は麻酔専門医師が行います。

第1回目の手術時間は8時間かかります。麻酔時間は9時間となります。
第2回目の手術時間は9時間かかります。麻酔時間は10時間となります。
入院期間は第1回目も第2回目も1か月を要します。耳を下にして頭全体の加重がかかり枕でこすれても安全となってから退院となるので1か月かかります。

第1回目手術

まず第1回目手術では、胸部より4本の肋軟骨を採取し、6個のパーツを作り、さらに彫刻刀で削ります。それぞれのパーツを細いステンレスワイヤーで85か所固定して3次元の耳介の形態を作成します。これを3次元肋軟骨フレームと言います。
耳垂を耳垂前面皮弁、耳垂後面皮弁さらに耳珠用皮弁の3つの皮弁に分割します、さらに耳垂上方にある遺残耳介軟骨を摘出します。皮下を剥離して皮下ポケットを作成します。皮下ポケットの下に3次元肋軟骨フレームを移植し皮弁を縫合して移植した肋軟骨フレームを被覆します。その後、皮下に細いチューブを挿入し、皮下にたまっている体液を吸引すると皮膚が移植軟骨に吸い付き、その瞬間、耳の輪郭が突然浮かび上がります。その後、耳介の上前方の遺残耳介の余分な皮膚を切除します。
術前の遺残耳介は患者さんでそれぞれ異なりますので切除量は患者さんごとに異なります。このまま皮膚と軟骨が立体的に密着して治るように耳の外側と耳の内側の陥没した部分にガーゼを詰め込み軽い圧迫を加えるように縫合固定「ボルスター縫合固定」を行います。さらに耳の周囲を保護するために厚さ2センチのレストンスポンジを当て、ガーゼでカバーしそれらが落ちないようにネットをかぶせます。
手術時間は8時間かかります。麻酔時間は9時間となります。
第1回目の手術で再建した耳介は、頭に付着した状態です。
第1回目の術後10日目で抜糸を行います。が、抜糸した直後に耳を下にして寝ると、まだ傷が開きます。耳を下にして頭全体の荷重がかかり枕でこすれても安全となってから退院となるので入院期間は、1か月を要します。
退院後1か月、3か月の途中経過を外来診察し、約6か月後に第2回目の手術という流れになります。

入院費用(参考価格)

①手術費用は原則保険診療となります。収入や年齢に応じて負担額は変わります。

公的制度を利用した場合

「高額療養費制度、子供医療費助成制度など」26万円から0円

②その他として差額ベッド代30万8千円から0円、食事代4万5千円から4万円、テレビ貸出代550円/日などは保険対象外となります(消費税込)

①と②を足したものが退院時の支払いとなります。

保険証をお持ちでない場合「外国に住む外国人」などは自費診療となります。

495万円から550万円(消費税込)

※このページに記載された入院費用・詳細等は「永田小耳症形成外科クリニック」で手術を行った患者様の例です。現在の『永田法による小耳症手術』は入院費用・詳細等が異なりますので直接お問い合わせください。

第2回目手術

「耳立て手術」

前胸部から2本の肋軟骨を採取し3個のパーツを作成します。それらを細いステンレスワイヤーで20か所固定し半月状肋軟骨ブロックを作成します。再建した耳介のすぐ後上方の頭部から、非常に薄い皮膚「頭皮分層皮膚」を採取します。側頭部からは、皮弁を起こし、その下にある浅側頭動静脈を含むtemporoparietal fascia flap [TPF]を挙上します。
再建した耳介の後方上下周囲を切開し、耳介の前方を付着した状態で側頭部から分離します。再建耳介と分離した側頭部の間に半月状肋軟骨ブロックを移植して縫合固定し耳介を30度の角度に立てます。30度に建てるためには肋軟骨ブロックの厚さが14mm必要です。耳輪から耳介後方から移植肋軟骨ブロックそして側頭部に至るまでのすべてをTPFで被覆します。さらにそのTPFの上に頭皮分層皮膚を移植します。
結果として、耳が30度の角度で立ち、耳の後ろに移植した皮膚の色もほぼ耳と同色です。また耳の後ろに移植した皮膚から髪の毛が生える事もありません。皮膚を採取した部分は治癒した後に髪の毛が生えてきますので、皮膚の採取部が髪の毛の中に隠れる利点があります。また血行の良いTPFで耳介後方全体を広く被覆したことで、血行の良い耳介が再建されており術後長期経過しても、植皮だけで耳を分離するので耳が立たない血行の落ちた従来法と比較しても、移植肋軟骨の吸収萎縮変形を最も起こさない方法となっています。
第2回目の手術時間は9時間となります。麻酔時間は10時間となります。
術後10日で抜糸を行います、が、まだ耳を下にして頭全体の重量がかかった状態で寝ると創部が開く可能性があることと採皮部が乾くのに3週間かかり、更に引っ搔いても強くなるのに1か月必要です。よって入院は1か月となります。
体表の中でもっとも複雑な形態を持つ耳介再建手術は手術時間だけ見ても、1回目の8時間と2回目の9時間を合わせて17時間という長時間の手術時間がかかるほど複雑な手術です。
2回目の手術後を見ると採皮部は髪に隠れ、色調も良く立っています。

入院費用(参考価格)

①手術費用は原則保険診療となります。収入や年齢に応じて負担額は変わります。

公的制度を利用した場合

「高額療養費制度、子供医療費助成制度など」26万円から0円

②その他として差額ベッド代30万8千円から0円、食事代4万5千円から4万円、テレビ貸出代550円/日などは保険対象外となります(消費税込)

①と②を足したものが退院時の支払いとなります。

保険証をお持ちでない場合「外国に住む外国人」などは自費診療となります。

495万円から550万円(消費税込)

※このページに記載された入院費用・詳細等は「永田小耳症形成外科クリニック」で手術を行った患者様の例です。現在の『永田法による小耳症手術』は入院費用・詳細等が異なりますので直接お問い合わせください。

このブログの写真は小耳症治療をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

■小耳症手術による合併症

一過性の顔面神経麻痺 浅側頭動・静脈の血行不良による植皮の生着不良 感染、移植軟骨の露出 気胸 術後肺炎 縫合不全 ハゲ 床ずれ その他

上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。

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第1回目手術・3次元肋軟骨フレームの作成

1st stage

図1:小耳症と同側の第6、7、8そして9番の肋軟骨を採取する。

図2:採取した4本の肋軟骨。これらの肋軟骨から、メスと彫刻刀を用いて耳珠、ベースフレーム、耳輪脚と耳輪、上行脚と下行脚および対輪、を作成する。ベースフレームは、第6、第7番の肋軟骨から2個のパーツを作成し、38ゲージステンレスワイヤーを用いて6か所固定し作成する。

図3:ベースフレームに第8番肋軟骨から作成した耳輪脚、耳輪のパーツの耳輪脚先端をベースフレーム8の中央で裏側に38ゲージワイヤーで2か所固定する。

図4:耳輪の部分をベースフレームの上に乗せて、曲げながら3mmおきにワイヤー固定する。

図5:上行脚、下行脚、対輪のパーツをベースフレームにワイヤー固定する。

図6:耳珠のパーツをベースフレームに固定する。図7:耳甲介部をベースフレームの裏側にワイヤー固定すると3次元肋軟骨フレームが完成する。

第1回目手術・耳垂残存型小耳症

1st stage

耳垂残存型小耳症の第1回目手術法。

図1:耳介を再建すべき場所を点線で示す。また、耳垂全面の切開線。

図2:耳垂後面から乳突胴部にかけてW型切開線をデザインする。W型切開線の末端は、耳介が存在すべき場所よりも外側に5mmのポイントで終焉する。

図3:4枚の皮弁形成を行う。すなわち、耳垂全面皮弁、耳垂後面皮弁、耳珠用全面皮弁、乳突洞部皮弁。

図4:遺残耳介軟骨は、すべて摘出する。外耳道部に位置する部位の軟部組織を切除して骨膜を露出させる。骨膜を半円形に切開してhinge flapとして下方に折り曲げて耳下腺の軟部組織に縫合し、露出した骨膜をburrで削り深くする。ただし、浅側頭動脈がこの部分に存在する症例の場合は、この操作は行えない。

図5:耳介が存在すべき大きさよりも外側1cmまで皮下剥離を行って皮下ポケットを作成する。

図6:耳垂後面皮弁と乳突洞部皮弁の間から点AとBまでを縫合すると陥凹皮弁が形成される。耳垂後面皮弁の直下の下半分と、それに連続する乳突洞部皮弁の一部は、剥離せずに皮下茎皮弁とする。この部分を皮下系皮弁として剥離せずに残すのは、血行上皮弁の安全のため必須でありこの手術のキーポイントでもある。

図A、B、CそしてD:3次元肋軟骨フレームを皮下ポケットへ挿入するには、イラストのように皮下茎部を中心に、フレームの耳珠部から回転させながら皮下ポケットの中へ挿入する。

図7:皮下ポケットの中に3次元肋軟骨フレームを挿入後の状態をイラストで示す。

図8:耳垂全面皮弁と耳珠用皮弁を後方へ移動して縫合する。また、スムーズなU字型の珠間切痕を形成するために、耳垂全面皮弁の茎上部を、半径2mmほど丸く切除して、U字型皮弁と縫合する。この際の注意点は、耳垂全面皮弁のdistal部分の壊死を起こさないようにするために、pedicle部の幅が8mm以上残るようにする。
皮弁縫合途中で、耳輪と対輪の間から皮下に18ゲージの点滴用外筒を挿入しsuction「吸引」を行い耳介全体の輪郭が浮かび上がったのを確認して、縫合を行う。

図9:耳輪前方で遺残耳介部の余った皮膚を切除する。血行の安全性のためには、できるだけ縫合線が水平に近い切除を行う。

図E、FそしてG:耳介輪郭の陥凹部から、耳輪外側周囲へ向かってボルスター縫合を行い、ロール状ガーゼにゲンタマイシン軟膏を十分に塗布し、ボルスター縫合固定を行う。
その後吸引チューブを抜去する。タンザー法やブレント法など従来法と異なり永田法では、3次元肋軟骨フレームを覆う皮膚の表面積が十分に広く用意されているので、皮弁に張力がかかることが無く、安全にボルスター縫合固定が行える。ただし、耳輪内側側のボルスターロール状ガーゼの直径は3ミリメートル程度に細くする。

図H:再建された耳介を保護するためにレストンスポンジをイラストのように丸く切り再建耳介の周囲に付着させる。図I:ゲンタマイシン軟膏を再建耳介に塗布し、トレックスガーゼを乗せ、1枚の裁きガーゼをかぶせた上に、6枚のガーゼで、レストンスポンジを覆いテープで固定し、ネットをかぶせ顔面と反対の耳介を露出して手術を終了する。

第2回目手術・耳立て手術

3st stage

第1回目の肋軟骨移植術後6か月経過した後第2回目の耳立て手術を行う。耳立て手術のイラスト。

図1:耳立て手術の手術デザイン。耳介後方の側頭部から頭皮分層皮膚を採取する。又、再建耳介を側頭部から切離するため耳介周囲を切開する。側頭部のジグザグ切開により、浅側頭動脈を含むTPFを挙上する。

図2と5:頭皮分層皮膚を採取した場所、そして頭皮を切開してTPFを露出した状態を示す。

図3と4:頭皮分層皮膚を15番メスで採皮する。

図6:TPFを挙上した状態。

図7:再建耳介を側頭部から剥離して挙上するために、耳介周囲より4mm外側を切開し、図8:頭髪毛根を含まないように15番メスで頭皮分層皮膚を挙上する。

図9:再建耳介を頭部から剥離する。

図10:耳輪の周囲の毛根部を切除する。

図11:側頭部、乳突洞部の皮下を剥離する。

図12:TPFは皮下トンネル下を通して再建耳介まで移動し、頭部皮膚は縫合閉鎖する。

図13、14:第4番、第5番の肋軟骨を採取する。

図15、16、17:肋軟骨ブロックを作成する。まず、肋軟骨ブロックのベースフレームを作成し、その上に別の肋軟骨を乗せて、2段重ねとして両端針付きの38ゲージステンレスワイヤーで20針固定を行う。作成した肋軟骨ブロックは下から見ると逆Ⅼ字をした形状に作成する。厚さ14ミリメートルの肋軟骨ブロックを作成するには2本の肋軟骨が必要。1本の肋軟骨を削って一刀彫でこれを作成しようとしても厚さ7ミリメートルしか作成できないので左右対称に耳介を立てることは絶対不可能となる。

図18:肋軟骨ブロックを耳介の後面と、側頭部および乳突洞部の軟部組織に4-0白ナイロンを用いて密に縫合固定する。

図19:TPFで、耳輪の頂点、耳介後面、移植肋軟骨ブロック、側頭部、乳突胴部まで広く被覆する。

図20:余剰の肋軟骨は米粒大に細かく切り肋軟骨膜の中に入れ戻し肋軟骨膜を縫合し術後胸郭の変形が起こらないように肋軟骨採取部を縫合する。

図21:側頭部と乳突洞部皮膚を上方と下方から皮下縫合して矢印のように皮膚欠損部が狭くなるよう縫い、毛髪部分で余分となった皮膚を三角形に切除縫合し、ドッグイヤーを修正する。

図22:TPFの露出部の上に頭皮分層皮膚を移植し、6-0黒ナイロンで3mmおきに細かく縫合する。

図23:4-ナイロンでタイオーバー用の糸を耳側に4か所、側頭部乳突洞部に4か所かけて、タイオーバー固定を行う。タイオーバーは翌日抜去し、6-0黒ナイロンは、10日後に抜糸する。

図24:再建耳介を保護するためにレストンスポンジを耳介周囲に当てる。

図25:ガーゼを当ててネットをかぶって手術終了する。

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症例2右耳・耳垂型小耳症

耳垂型症例手術前

手術前

耳垂型症例手術後

手術後

■手術前

ケース1と同様に典型的な耳垂型の小耳症。やはり、ソーセージ状の耳垂のみで外耳道の欠損症例です。

■第2ステージ手術後

第1ステージで再建された耳介が、立てられています。

■第2ステージ手術後

同じ患者さんの近接写真。耳介の形状が自然かつ立体的であるために、外耳道(耳の穴)が存在するように見えます。

術 前

遺残耳介と耳垂のみ存在する典型的な小耳症。「耳垂残存型小耳症」

治療は、半年間隔で全身麻酔下に2回の手術を行います。

麻酔は麻酔専門医師が行います。

第1回目の手術時間は8時間かかります。麻酔時間は9時間となります。
第2回目の手術時間は9時間かかります。麻酔時間は10時間となります。
入院期間は第1回目も第2回目も1か月を要します。耳を下にして頭全体の加重がかかり枕でこすれても安全となってから退院となるので1か月かかります。

第1回目手術

まず第1回目手術では、胸部より4本の肋軟骨を採取し、6個のパーツを作り、さらに彫刻刀で削ります。それぞれのパーツを細いステンレスワイヤーで85か所固定して3次元の耳介の形態を作成します。これを3次元肋軟骨フレームと言います。
耳垂を耳垂前面皮弁、耳垂後面皮弁さらに耳珠用皮弁の3つの皮弁に分割します、さらに耳垂上方にある遺残耳介軟骨を摘出します。皮下を剥離して皮下ポケットを作成します。皮下ポケットの下に3次元肋軟骨フレームを移植し皮弁を縫合して移植した肋軟骨フレームを被覆します。その後、皮下に細いチューブを挿入し、皮下にたまっている体液を吸引すると皮膚が移植軟骨に吸い付き、その瞬間、耳の輪郭が突然浮かび上がります。その後、耳介の上前方の遺残耳介の余分な皮膚を切除します。
術前の遺残耳介は患者さんでそれぞれ異なりますので切除量は患者さんごとに異なります。このまま皮膚と軟骨が立体的に密着して治るように耳の外側と耳の内側の陥没した部分にガーゼを詰め込み軽い圧迫を加えるように縫合固定「ボルスター縫合固定」を行います。さらに耳の周囲を保護するために厚さ2センチのレストンスポンジを当て、ガーゼでカバーしそれらが落ちないようにネットをかぶせます。
手術時間は8時間かかります。麻酔時間は9時間となります。
第1回目の手術で再建した耳介は、頭に付着した状態です。
第1回目の術後10日目で抜糸を行います。が、抜糸した直後に耳を下にして寝ると、まだ傷が開きます。耳を下にして頭全体の荷重がかかり枕でこすれても安全となってから退院となるので入院期間は、1か月を要します。
退院後1か月、3か月の途中経過を外来診察し、約6か月後に第2回目の手術という流れになります。

入院費用(参考価格)

①手術費用は原則保険診療となります。収入や年齢に応じて負担額は変わります。

公的制度を利用した場合

「高額療養費制度、子供医療費助成制度など」26万円から0円

②その他として差額ベッド代30万8千円から0円、食事代4万5千円から4万円、テレビ貸出代550円/日などは保険対象外となります(消費税込)

①と②を足したものが退院時の支払いとなります。

保険証をお持ちでない場合「外国に住む外国人」などは自費診療となります。

495万円から550万円(消費税込)

※このページに記載された入院費用・詳細等は「永田小耳症形成外科クリニック」で手術を行った患者様の例です。現在の『永田法による小耳症手術』は入院費用・詳細等が異なりますので直接お問い合わせください。

第2回目手術

「耳立て手術」

前胸部から2本の肋軟骨を採取し3個のパーツを作成します。それらを細いステンレスワイヤーで20か所固定し半月状肋軟骨ブロックを作成します。再建した耳介のすぐ後上方の頭部から、非常に薄い皮膚「頭皮分層皮膚」を採取します。側頭部からは、皮弁を起こし、その下にある浅側頭動静脈を含むtemporoparietal fascia flap [TPF]を挙上します。
再建した耳介の後方上下周囲を切開し、耳介の前方を付着した状態で側頭部から分離します。再建耳介と分離した側頭部の間に半月状肋軟骨ブロックを移植して縫合固定し耳介を30度の角度に立てます。30度に建てるためには肋軟骨ブロックの厚さが14mm必要です。耳輪から耳介後方から移植肋軟骨ブロックそして側頭部に至るまでのすべてをTPFで被覆します。さらにそのTPFの上に頭皮分層皮膚を移植します。
結果として、耳が30度の角度で立ち、耳の後ろに移植した皮膚の色もほぼ耳と同色です。また耳の後ろに移植した皮膚から髪の毛が生える事もありません。皮膚を採取した部分は治癒した後に髪の毛が生えてきますので、皮膚の採取部が髪の毛の中に隠れる利点があります。また血行の良いTPFで耳介後方全体を広く被覆したことで、血行の良い耳介が再建されており術後長期経過しても、植皮だけで耳を分離するので耳が立たない血行の落ちた従来法と比較しても、移植肋軟骨の吸収萎縮変形を最も起こさない方法となっています。
第2回目の手術時間は9時間となります。麻酔時間は10時間となります。
術後10日で抜糸を行います、が、まだ耳を下にして頭全体の重量がかかった状態で寝ると創部が開く可能性があることと採皮部が乾くのに3週間かかり、更に引っ搔いても強くなるのに1か月必要です。よって入院は1か月となります。
体表の中でもっとも複雑な形態を持つ耳介再建手術は手術時間だけ見ても、1回目の8時間と2回目の9時間を合わせて17時間という長時間の手術時間がかかるほど複雑な手術です。
2回目の手術後を見ると採皮部は髪に隠れ、色調も良く立っています。

入院費用(参考価格)

①手術費用は原則保険診療となります。収入や年齢に応じて負担額は変わります。

公的制度を利用した場合

「高額療養費制度、子供医療費助成制度など」26万円から0円

②その他として差額ベッド代30万8千円から0円、食事代4万5千円から4万円、テレビ貸出代550円/日などは保険対象外となります(消費税込)

①と②を足したものが退院時の支払いとなります。

保険証をお持ちでない場合「外国に住む外国人」などは自費診療となります。

495万円から550万円(消費税込)

※このページに記載された入院費用・詳細等は「永田小耳症形成外科クリニック」で手術を行った患者様の例です。現在の『永田法による小耳症手術』は入院費用・詳細等が異なりますので直接お問い合わせください。

このブログの写真は小耳症治療をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

■小耳症手術による合併症

一過性の顔面神経麻痺 浅側頭動・静脈の血行不良による植皮の生着不良 感染、移植軟骨の露出 気胸 術後肺炎 縫合不全 ハゲ 床ずれ その他

上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。

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症例3耳垂残存型小耳症

耳垂残存型小耳症症例写真

耳垂残存型小耳症症例写真

術 前

遺残耳介と耳垂のみ存在する典型的な小耳症。「耳垂残存型小耳症」

治療は、半年間隔で全身麻酔下に2回の手術を行います。

麻酔は麻酔専門医師が行います。

第1回目の手術時間は8時間かかります。麻酔時間は9時間となります。
第2回目の手術時間は9時間かかります。麻酔時間は10時間となります。
入院期間は第1回目も第2回目も1か月を要します。耳を下にして頭全体の加重がかかり枕でこすれても安全となってから退院となるので1か月かかります。

第1回目手術

まず第1回目手術では、胸部より4本の肋軟骨を採取し、6個のパーツを作り、さらに彫刻刀で削ります。それぞれのパーツを細いステンレスワイヤーで85か所固定して3次元の耳介の形態を作成します。これを3次元肋軟骨フレームと言います。
耳垂を耳垂前面皮弁、耳垂後面皮弁さらに耳珠用皮弁の3つの皮弁に分割します、さらに耳垂上方にある遺残耳介軟骨を摘出します。皮下を剥離して皮下ポケットを作成します。皮下ポケットの下に3次元肋軟骨フレームを移植し皮弁を縫合して移植した肋軟骨フレームを被覆します。その後、皮下に細いチューブを挿入し、皮下にたまっている体液を吸引すると皮膚が移植軟骨に吸い付き、その瞬間、耳の輪郭が突然浮かび上がります。その後、耳介の上前方の遺残耳介の余分な皮膚を切除します。
術前の遺残耳介は患者さんでそれぞれ異なりますので切除量は患者さんごとに異なります。このまま皮膚と軟骨が立体的に密着して治るように耳の外側と耳の内側の陥没した部分にガーゼを詰め込み軽い圧迫を加えるように縫合固定「ボルスター縫合固定」を行います。さらに耳の周囲を保護するために厚さ2センチのレストンスポンジを当て、ガーゼでカバーしそれらが落ちないようにネットをかぶせます。
手術時間は8時間かかります。麻酔時間は9時間となります。
第1回目の手術で再建した耳介は、頭に付着した状態です。
第1回目の術後10日目で抜糸を行います。が、抜糸した直後に耳を下にして寝ると、まだ傷が開きます。耳を下にして頭全体の荷重がかかり枕でこすれても安全となってから退院となるので入院期間は、1か月を要します。
退院後1か月、3か月の途中経過を外来診察し、約6か月後に第2回目の手術という流れになります。

入院費用(参考価格)

①手術費用は原則保険診療となります。収入や年齢に応じて負担額は変わります。

公的制度を利用した場合

「高額療養費制度、子供医療費助成制度など」26万円から0円

②その他として差額ベッド代30万8千円から0円、食事代4万5千円から4万円、テレビ貸出代550円/日などは保険対象外となります(消費税込)

①と②を足したものが退院時の支払いとなります。

保険証をお持ちでない場合「外国に住む外国人」などは自費診療となります。

495万円から550万円(消費税込)

※このページに記載された入院費用・詳細等は「永田小耳症形成外科クリニック」で手術を行った患者様の例です。現在の『永田法による小耳症手術』は入院費用・詳細等が異なりますので直接お問い合わせください。

第2回目手術

「耳立て手術」

前胸部から2本の肋軟骨を採取し3個のパーツを作成します。それらを細いステンレスワイヤーで20か所固定し半月状肋軟骨ブロックを作成します。再建した耳介のすぐ後上方の頭部から、非常に薄い皮膚「頭皮分層皮膚」を採取します。側頭部からは、皮弁を起こし、その下にある浅側頭動静脈を含むtemporoparietal fascia flap [TPF]を挙上します。
再建した耳介の後方上下周囲を切開し、耳介の前方を付着した状態で側頭部から分離します。再建耳介と分離した側頭部の間に半月状肋軟骨ブロックを移植して縫合固定し耳介を30度の角度に立てます。30度に建てるためには肋軟骨ブロックの厚さが14mm必要です。耳輪から耳介後方から移植肋軟骨ブロックそして側頭部に至るまでのすべてをTPFで被覆します。さらにそのTPFの上に頭皮分層皮膚を移植します。
結果として、耳が30度の角度で立ち、耳の後ろに移植した皮膚の色もほぼ耳と同色です。また耳の後ろに移植した皮膚から髪の毛が生える事もありません。皮膚を採取した部分は治癒した後に髪の毛が生えてきますので、皮膚の採取部が髪の毛の中に隠れる利点があります。また血行の良いTPFで耳介後方全体を広く被覆したことで、血行の良い耳介が再建されており術後長期経過しても、植皮だけで耳を分離するので耳が立たない血行の落ちた従来法と比較しても、移植肋軟骨の吸収萎縮変形を最も起こさない方法となっています。
第2回目の手術時間は9時間となります。麻酔時間は10時間となります。
術後10日で抜糸を行います、が、まだ耳を下にして頭全体の重量がかかった状態で寝ると創部が開く可能性があることと採皮部が乾くのに3週間かかり、更に引っ搔いても強くなるのに1か月必要です。よって入院は1か月となります。
体表の中でもっとも複雑な形態を持つ耳介再建手術は手術時間だけ見ても、1回目の8時間と2回目の9時間を合わせて17時間という長時間の手術時間がかかるほど複雑な手術です。
2回目の手術後を見ると採皮部は髪に隠れ、色調も良く立っています。

入院費用(参考価格)

①手術費用は原則保険診療となります。収入や年齢に応じて負担額は変わります。

公的制度を利用した場合

「高額療養費制度、子供医療費助成制度など」26万円から0円

②その他として差額ベッド代30万8千円から0円、食事代4万5千円から4万円、テレビ貸出代550円/日などは保険対象外となります(消費税込)

①と②を足したものが退院時の支払いとなります。

保険証をお持ちでない場合「外国に住む外国人」などは自費診療となります。

495万円から550万円(消費税込)

※このページに記載された入院費用・詳細等は「永田小耳症形成外科クリニック」で手術を行った患者様の例です。現在の『永田法による小耳症手術』は入院費用・詳細等が異なりますので直接お問い合わせください。

このブログの写真は小耳症治療をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

■小耳症手術による合併症

一過性の顔面神経麻痺 浅側頭動・静脈の血行不良による植皮の生着不良 感染、移植軟骨の露出 気胸 術後肺炎 縫合不全 ハゲ 床ずれ その他

上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。

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症例4耳垂残存型小耳症「外耳道入口部および外耳道再建も含む」

耳垂残存型小耳症症例写真

耳垂残存型小耳症症例写真

耳垂残存型小耳症症例写真

術 前

遺残耳介と耳垂のみ存在する典型的な小耳症。「耳垂残存型小耳症」

治療は、半年間隔で全身麻酔下に2回の手術を行います。

麻酔は麻酔専門医師が行います。

第1回目の手術時間は8時間かかります。麻酔時間は9時間となります。
第2回目の手術時間は9時間かかります。麻酔時間は10時間となります。
入院期間は第1回目も第2回目も1か月を要します。耳を下にして頭全体の加重がかかり枕でこすれても安全となってから退院となるので1か月かかります。

第1回目手術

まず第1回目手術では、胸部より4本の肋軟骨を採取し、6個のパーツを作り、さらに彫刻刀で削ります。それぞれのパーツを細いステンレスワイヤーで85か所固定して3次元の耳介の形態を作成します。これを3次元肋軟骨フレームと言います。
耳垂を耳垂前面皮弁、耳垂後面皮弁さらに耳珠用皮弁の3つの皮弁に分割します、さらに耳垂上方にある遺残耳介軟骨を摘出します。皮下を剥離して皮下ポケットを作成します。皮下ポケットの下に3次元肋軟骨フレームを移植し皮弁を縫合して移植した肋軟骨フレームを被覆します。その後、皮下に細いチューブを挿入し、皮下にたまっている体液を吸引すると皮膚が移植軟骨に吸い付き、その瞬間、耳の輪郭が突然浮かび上がります。その後、耳介の上前方の遺残耳介の余分な皮膚を切除します。
術前の遺残耳介は患者さんでそれぞれ異なりますので切除量は患者さんごとに異なります。このまま皮膚と軟骨が立体的に密着して治るように耳の外側と耳の内側の陥没した部分にガーゼを詰め込み軽い圧迫を加えるように縫合固定「ボルスター縫合固定」を行います。さらに耳の周囲を保護するために厚さ2センチのレストンスポンジを当て、ガーゼでカバーしそれらが落ちないようにネットをかぶせます。
手術時間は8時間かかります。麻酔時間は9時間となります。
第1回目の手術で再建した耳介は、頭に付着した状態です。
第1回目の術後10日目で抜糸を行います。が、抜糸した直後に耳を下にして寝ると、まだ傷が開きます。耳を下にして頭全体の荷重がかかり枕でこすれても安全となってから退院となるので入院期間は、1か月を要します。
退院後1か月、3か月の途中経過を外来診察し、約6か月後に第2回目の手術という流れになります。

入院費用(参考価格)

①手術費用は原則保険診療となります。収入や年齢に応じて負担額は変わります。

公的制度を利用した場合

「高額療養費制度、子供医療費助成制度など」26万円から0円

②その他として差額ベッド代30万8千円から0円、食事代4万5千円から4万円、テレビ貸出代550円/日などは保険対象外となります(消費税込)

①と②を足したものが退院時の支払いとなります。

保険証をお持ちでない場合「外国に住む外国人」などは自費診療となります。

495万円から550万円(消費税込)

※このページに記載された入院費用・詳細等は「永田小耳症形成外科クリニック」で手術を行った患者様の例です。現在の『永田法による小耳症手術』は入院費用・詳細等が異なりますので直接お問い合わせください。

第2回目手術

「耳立て手術」

前胸部から2本の肋軟骨を採取し3個のパーツを作成します。それらを細いステンレスワイヤーで20か所固定し半月状肋軟骨ブロックを作成します。再建した耳介のすぐ後上方の頭部から、非常に薄い皮膚「頭皮分層皮膚」を採取します。側頭部からは、皮弁を起こし、その下にある浅側頭動静脈を含むtemporoparietal fascia flap [TPF]を挙上します。
再建した耳介の後方上下周囲を切開し、耳介の前方を付着した状態で側頭部から分離します。再建耳介と分離した側頭部の間に半月状肋軟骨ブロックを移植して縫合固定し耳介を30度の角度に立てます。30度に建てるためには肋軟骨ブロックの厚さが14mm必要です。耳輪から耳介後方から移植肋軟骨ブロックそして側頭部に至るまでのすべてをTPFで被覆します。さらにそのTPFの上に頭皮分層皮膚を移植します。
結果として、耳が30度の角度で立ち、耳の後ろに移植した皮膚の色もほぼ耳と同色です。また耳の後ろに移植した皮膚から髪の毛が生える事もありません。皮膚を採取した部分は治癒した後に髪の毛が生えてきますので、皮膚の採取部が髪の毛の中に隠れる利点があります。また血行の良いTPFで耳介後方全体を広く被覆したことで、血行の良い耳介が再建されており術後長期経過しても、植皮だけで耳を分離するので耳が立たない血行の落ちた従来法と比較しても、移植肋軟骨の吸収萎縮変形を最も起こさない方法となっています。
第2回目の手術時間は9時間となります。麻酔時間は10時間となります。
術後10日で抜糸を行います、が、まだ耳を下にして頭全体の重量がかかった状態で寝ると創部が開く可能性があることと採皮部が乾くのに3週間かかり、更に引っ搔いても強くなるのに1か月必要です。よって入院は1か月となります。
体表の中でもっとも複雑な形態を持つ耳介再建手術は手術時間だけ見ても、1回目の8時間と2回目の9時間を合わせて17時間という長時間の手術時間がかかるほど複雑な手術です。
2回目の手術後を見ると採皮部は髪に隠れ、色調も良く立っています。

入院費用(参考価格)

①手術費用は原則保険診療となります。収入や年齢に応じて負担額は変わります。

公的制度を利用した場合

「高額療養費制度、子供医療費助成制度など」26万円から0円

②その他として差額ベッド代30万8千円から0円、食事代4万5千円から4万円、テレビ貸出代550円/日などは保険対象外となります(消費税込)

①と②を足したものが退院時の支払いとなります。

保険証をお持ちでない場合「外国に住む外国人」などは自費診療となります。

495万円から550万円(消費税込)

※このページに記載された入院費用・詳細等は「永田小耳症形成外科クリニック」で手術を行った患者様の例です。現在の『永田法による小耳症手術』は入院費用・詳細等が異なりますので直接お問い合わせください。

このブログの写真は小耳症治療をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

■小耳症手術による合併症

一過性の顔面神経麻痺 浅側頭動・静脈の血行不良による植皮の生着不良 感染、移植軟骨の露出 気胸 術後肺炎 縫合不全 ハゲ 床ずれ その他

上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。

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症例4耳垂残存型小耳症「外耳道入口部および外耳道再建も含む」

耳垂残存型小耳症症例写真

耳垂残存型小耳症症例写

術 前

遺残耳介と耳垂のみ存在する典型的な小耳症。「耳垂残存型小耳症」

治療は、半年間隔で全身麻酔下に2回の手術を行います。

麻酔は麻酔専門医師が行います。

第1回目の手術時間は8時間かかります。麻酔時間は9時間となります。
第2回目の手術時間は9時間かかります。麻酔時間は10時間となります。
入院期間は第1回目も第2回目も1か月を要します。耳を下にして頭全体の加重がかかり枕でこすれても安全となってから退院となるので1か月かかります。

第1回目手術

まず第1回目手術では、胸部より4本の肋軟骨を採取し、6個のパーツを作り、さらに彫刻刀で削ります。それぞれのパーツを細いステンレスワイヤーで85か所固定して3次元の耳介の形態を作成します。これを3次元肋軟骨フレームと言います。
耳垂を耳垂前面皮弁、耳垂後面皮弁さらに耳珠用皮弁の3つの皮弁に分割します、さらに耳垂上方にある遺残耳介軟骨を摘出します。皮下を剥離して皮下ポケットを作成します。皮下ポケットの下に3次元肋軟骨フレームを移植し皮弁を縫合して移植した肋軟骨フレームを被覆します。その後、皮下に細いチューブを挿入し、皮下にたまっている体液を吸引すると皮膚が移植軟骨に吸い付き、その瞬間、耳の輪郭が突然浮かび上がります。その後、耳介の上前方の遺残耳介の余分な皮膚を切除します。
術前の遺残耳介は患者さんでそれぞれ異なりますので切除量は患者さんごとに異なります。このまま皮膚と軟骨が立体的に密着して治るように耳の外側と耳の内側の陥没した部分にガーゼを詰め込み軽い圧迫を加えるように縫合固定「ボルスター縫合固定」を行います。さらに耳の周囲を保護するために厚さ2センチのレストンスポンジを当て、ガーゼでカバーしそれらが落ちないようにネットをかぶせます。
手術時間は8時間かかります。麻酔時間は9時間となります。
第1回目の手術で再建した耳介は、頭に付着した状態です。
第1回目の術後10日目で抜糸を行います。が、抜糸した直後に耳を下にして寝ると、まだ傷が開きます。耳を下にして頭全体の荷重がかかり枕でこすれても安全となってから退院となるので入院期間は、1か月を要します。
退院後1か月、3か月の途中経過を外来診察し、約6か月後に第2回目の手術という流れになります。

入院費用(参考価格)

①手術費用は原則保険診療となります。収入や年齢に応じて負担額は変わります。

公的制度を利用した場合

「高額療養費制度、子供医療費助成制度など」26万円から0円

②その他として差額ベッド代30万8千円から0円、食事代4万5千円から4万円、テレビ貸出代550円/日などは保険対象外となります(消費税込)

①と②を足したものが退院時の支払いとなります。

保険証をお持ちでない場合「外国に住む外国人」などは自費診療となります。

495万円から550万円(消費税込)

※このページに記載された入院費用・詳細等は「永田小耳症形成外科クリニック」で手術を行った患者様の例です。現在の『永田法による小耳症手術』は入院費用・詳細等が異なりますので直接お問い合わせください。

第2回目手術

「耳立て手術」

前胸部から2本の肋軟骨を採取し3個のパーツを作成します。それらを細いステンレスワイヤーで20か所固定し半月状肋軟骨ブロックを作成します。再建した耳介のすぐ後上方の頭部から、非常に薄い皮膚「頭皮分層皮膚」を採取します。側頭部からは、皮弁を起こし、その下にある浅側頭動静脈を含むtemporoparietal fascia flap [TPF]を挙上します。
再建した耳介の後方上下周囲を切開し、耳介の前方を付着した状態で側頭部から分離します。再建耳介と分離した側頭部の間に半月状肋軟骨ブロックを移植して縫合固定し耳介を30度の角度に立てます。30度に建てるためには肋軟骨ブロックの厚さが14mm必要です。耳輪から耳介後方から移植肋軟骨ブロックそして側頭部に至るまでのすべてをTPFで被覆します。さらにそのTPFの上に頭皮分層皮膚を移植します。
結果として、耳が30度の角度で立ち、耳の後ろに移植した皮膚の色もほぼ耳と同色です。また耳の後ろに移植した皮膚から髪の毛が生える事もありません。皮膚を採取した部分は治癒した後に髪の毛が生えてきますので、皮膚の採取部が髪の毛の中に隠れる利点があります。また血行の良いTPFで耳介後方全体を広く被覆したことで、血行の良い耳介が再建されており術後長期経過しても、植皮だけで耳を分離するので耳が立たない血行の落ちた従来法と比較しても、移植肋軟骨の吸収萎縮変形を最も起こさない方法となっています。
第2回目の手術時間は9時間となります。麻酔時間は10時間となります。
術後10日で抜糸を行います、が、まだ耳を下にして頭全体の重量がかかった状態で寝ると創部が開く可能性があることと採皮部が乾くのに3週間かかり、更に引っ搔いても強くなるのに1か月必要です。よって入院は1か月となります。
体表の中でもっとも複雑な形態を持つ耳介再建手術は手術時間だけ見ても、1回目の8時間と2回目の9時間を合わせて17時間という長時間の手術時間がかかるほど複雑な手術です。
2回目の手術後を見ると採皮部は髪に隠れ、色調も良く立っています。

入院費用(参考価格)

①手術費用は原則保険診療となります。収入や年齢に応じて負担額は変わります。

公的制度を利用した場合

「高額療養費制度、子供医療費助成制度など」26万円から0円

②その他として差額ベッド代30万8千円から0円、食事代4万5千円から4万円、テレビ貸出代550円/日などは保険対象外となります(消費税込)

①と②を足したものが退院時の支払いとなります。

保険証をお持ちでない場合「外国に住む外国人」などは自費診療となります。

495万円から550万円(消費税込)

※このページに記載された入院費用・詳細等は「永田小耳症形成外科クリニック」で手術を行った患者様の例です。現在の『永田法による小耳症手術』は入院費用・詳細等が異なりますので直接お問い合わせください。

このブログの写真は小耳症治療をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

■小耳症手術による合併症

一過性の顔面神経麻痺 浅側頭動・静脈の血行不良による植皮の生着不良 感染、移植軟骨の露出 気胸 術後肺炎 縫合不全 ハゲ 床ずれ その他

上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。

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◆2015/2/24  「耳垂残存型小耳症の肋軟骨移植術」はコチラ

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永田法術式やそれ以外の手術法との違いを解説

小耳症(永田法)の軌跡