胸の痛み・変形のない小耳症手術

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■ 術後も痛くない小耳症手術

従来の小耳症手術後は、胸部の痛みで術後1週間ほど痛くて患者さんはベッドに寝たままだった。ところが、永田小耳症形成外科クリニックでは、患者さんは小耳症の手術の翌日から自ら歩いてスムーズにトイレへ行っている。術後泣いている患者さんもいない。小耳症手術後痛みが少ない新たな理論に基ずく麻酔法を行っているからだ。小耳症手術は全身麻酔で行う手術なので、手術中はもちろん患者さんは痛みを感じない。問題は手術後目が覚めてから出る肋軟骨採取後の痛みを、どう少なくするかだった。

当院では、全身麻酔がかかってから、採取部の肋間神経に、局所麻酔剤を注射する。この操作によって、手術が始まってからも、胸部には、切開する時や肋軟骨を採取する際の痛みの記憶が残らない。つまり、一時的な肋間神経ブロックを行っている。
さらに手術終了後、全身麻酔を終了する直前にも、再び同様の局所麻酔剤を肋間神経に注射する。すると患者さんは、目を覚ました後も、痛みを感じないですむ。目が覚めてから6時間ほど痛みを感じなければ、翌日の痛みはすでにほとんど収まっているので自ら歩いてトイレへ行ける事となっている。
さらに痛みが少ないもう一つの理由は、肋軟骨の採取の仕方にある。
肋軟骨の表面には、肋軟骨膜が存在する。肋軟骨膜をつけたまま肋軟骨を採取する従来法では、肋軟骨膜のすぐ真下に付着するように走る肋間神経を傷つけるので激痛となり術後1週間は痛みのため患者さんは歩けなかった。さらに、肋軟骨採取後に胸部の陥没変形を起こしていた。

ところが、永田小耳症形成外科クリニックでは、肋軟骨膜を生体にすべて残して肋軟骨本体だけを摘出するので肋間神経を全く傷つけることがなく、痛みが少なくてすむ。
さらに、肋軟骨膜の中に、余った肋軟骨を細かく米粒大に切り入れ戻すと肋軟骨膜の中で、再び肋軟骨が増殖して再生するので、胸部の変形は無い。
さらに、全身麻酔中には、低血圧麻酔を行っているので、出血も最小限で済む。

永田 悟

※この文章は生前の永田悟医師が執筆いたしました。永田法の参考に掲載いたします。

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永田法術式やそれ以外の手術法との違いを解説

小耳症(永田法)の軌跡

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