永田法による小耳症手術

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永田悟医師の手術症例

このページでは永田法による小耳症手術の参考として、故・永田悟医師が手術した症例を掲載しています。

※このページに記載された入院費用・詳細等は「永田小耳症形成外科クリニック」で手術を行った患者様の例です。現在の『永田法による小耳症手術』は入院費用・詳細等が異なりますのでご注意ください。詳細はヒルズ美容クリニックまで直接お問い合わせください。

再々建手術の例

耳介の再々建手術④

症例① 髪の毛が生える耳を再建されてしまった耳介の再々建

髪の毛が生える耳

髪の毛が生える耳の再再建

術 前

小耳症に対してすでに某病院で手術されたものの不幸な結果となっています。耳介中央と外側に色が異なる皮膚が移植されています。耳介外側上方には髪の毛がはえています。再建耳介は萎縮変形しています。正常な場所に従来法で耳を再建しようとすると髪の毛が生えてしまう「ローヘアーラインを伴う症例」です。
ローヘアーラインを伴う小耳症手術は困難だと言うことがよくわかります。

作り直し
第1回目手術

以前に移植されていた耳介軟骨を摘出し、異なる色の皮膚を切除し皮弁を形成します。頭部から分層皮膚を採取し、再建耳のローヘアーラインの毛根部を切除します。浅側頭動静脈を含むtemporoparietal fascia flap [TPF]を挙上します。前胸部から肋軟骨を4本採取して6個のパーツを作成し、ワイヤーで組み合わせて耳の形をした3次元肋軟骨フレームを作成します。3次元肋軟骨フレームを移植しなおして、皮膚の足りないところをTPFで被覆し、頭皮分層皮膚を移植して色を同じにします。結果として、髪の毛が生えない耳が再建できました。
手術時間10時間、麻酔時間11時間です。

作り直し
第2回目手術

前胸部より肋軟骨2本を採取し、半月状肋軟骨ブロックを作成します。頭部より分層皮膚を採取します。Deep temporal fascia [DTF]を挙上します。再々建した耳介を後方から切開し耳を立て、その後方に半月状肋軟骨ブロックを挿入して耳を支えて立て、その後ろを血行の良いDTFで被覆し、その上に頭皮分層皮膚を移植して色も良くなります。また、もみあげ部に毛根移植を行って髪の毛が生えるように再建しています。 手術時間は10時間、麻酔時間は11時間です。

症例② 組織拡張法で再建された耳介の再々建

組織拡張法で再建された耳介

肋軟骨フレームの作製

組織拡張法で再建された耳介の再々建

術 前

某病院ですでに組織拡張法「ティッシュエクスパンダー法」で再建された耳は、輪郭が浅いので外耳道が存在しないということが丸見えとなっています。耳の外側にも色調が異なる皮膚が移植されている状態で、耳が立っていません。耳幅は広すぎます。

第1回目手術

前胸部から4本の肋軟骨を採取し、彫刻刀とメスを用いて6個のパーツを作成し、これらをすべてステンレスワイヤーで組み合わせて3次元肋軟骨フレームを作成します。以前の手術で移植されていた軟骨をすべて摘出します「写真参照」。3次元肋軟骨フレームを代わりに移植しなおします。 手術時間は10時間、麻酔時間は11時間、入院期間は1か月を要します。

第2回目手術

第1回目手術から半年後に第2回目手術を行います。側頭部から分層皮膚を採取します。さらにtemporoparietal fascia flap [TPF]を挙上します。前胸部から2本の肋軟骨を採取し3個のパーツを作成し、ワイヤーで組み合わせて半月状肋軟骨ブロックを作成します。耳の後ろから再々建した耳介を切開剥離して耳を立て、その後面に半月状肋軟骨ブロックを移植して耳を支えて立てます。その後面全体をTPFで被覆し血行の補強を行い、さらに頭皮分層皮膚を移植します。
手術時間は9時間、麻酔時間は10時間です。

症例③ 巨大耳介を再建されてしまった耳介の再々建

巨大耳介を再建されてしまった耳介

肋軟骨フレームの入れ替え

巨大耳介を再建されてしまった耳介を再再建

術 前

既に某病院で耳介再建を受けたものの不幸な結果となっています。再建耳介は大きすぎるし、輪郭の形態が科学的に間違っています。

作り直し
第1回目手術

移植されていた大きすぎる肋軟骨フレームを摘出します。新たに前胸部より肋軟骨4本を採取し、3次元肋軟骨フレームを作成します。皮弁形成を行い皮下ポケットを作成し、新たな3次元肋軟骨フレームを移植しなおして耳介再々建を行います。
手術時間10時間、麻酔時間11時間です。

作り直し
第2回目手術

再々建した耳介の後方周囲を切開して耳を立て、その後ろへ支えとなる半月状肋軟骨ブロックを移植し、側頭部で浅側頭動静脈を用いたtemporoparietal fascia flap [TPF]を挙上して耳介後面全体を被覆し、頭皮分層皮膚移植を行って耳を立てます。
手術時間は10時間、麻酔時間11時間です。

【参考費用】

※ご注意※

下記に記載した費用・詳細は「永田小耳症形成外科クリニック」で手術を行った場合の費用です。現在の『永田法による小耳症手術』は費用・詳細が異なりますので直接お問い合わせください。

手術費用は原則保険診療。収入や年齢に応じて負担額は変動します。

公的制度を利用した場合の目安(入院費込み)/0円~121万3千円

症例写真は小耳症治療をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

■小耳症手術による合併症

一過性の顔面神経麻痺 浅側頭動・静脈の血行不良による植皮の生着不良 感染、移植軟骨の露出 気胸 術後肺炎 縫合不全 ハゲ 床ずれ その他

上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。